「2009年12月07日」の記事一覧
福地温泉聞いたことありません。どんな温泉地ですか?
奥飛騨温泉郷に5つある温泉地の中で一番小さな温泉地です。
ここ福地温泉には、平安時代に村上天皇が療養されたと云われる温泉がありました。しかし、40年ほど前は、湯治場ではなく、山間の林業を中心とした小さな集落でした。
場所は、国道471号線から回り道するように平湯川を渡ったところにあり国道からは見えません。
それゆえ、奥飛騨のどの温泉地よりも車通りが少なく、奥飛騨へ来たことがある方でもほとんどの方が素通りしてしまうようなところで、その地形ゆえに時代に取り残されたような温泉地で、明治時代に建った古い民家が沢山残っています。
奥飛騨温泉郷の中でも、他の4つの温泉地に比べ、温泉街からは余分な建物が見えません。宿の数は僅か13軒。静かでのんびりできるところです。
今では、歴史を刻み厳しい風雪に耐えてきた古民家やその囲炉裏を温泉地全体で大切にし、便利な生活と引き換えに置き去りにしてきた豊かな自然と昔流れていたであろう本来の時間を取り戻していただける温泉地となっています。
とりわけ、奥飛騨温泉郷の中でも、古民家と囲炉裏の里として知られ、昔の奥飛騨の面影を残す唯一の温泉地となっています。
福地温泉にしかない 「もらい湯」とは湯めぐりですか?
福地温泉が奥飛騨温泉郷(平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高)の中で最も特徴的なことは、
【もらい湯】に代表される温泉地全体で、お客様を御もてなししようとしているところです。
注 昔話の里は平成22年4月まで冬期休業 ここ福地温泉は小さなお宿が多く、何もない温泉地なので、お宿にお泊まりいただいたお客様に何か一つでも御もてなしできないか、という思いから 【もらい湯】を始めました。
散歩がてら、ふらっと外のお湯につかりにお出かけいただきたいと思います。
一軒だけのもらい湯・・・
湯めぐりのように数軒入れるといいですね・・・とよく言われます。それもいいかもしれません。
ただ、湯めぐりとなるとどうしても慌ただしくなってしまいます。福地温泉では、のんびりゆったりとした空気を大切にしたいと思いますのです。ご理解頂きますようお願い申し上げます。
【もらい湯】のご利用時間以外に、一つだけ決めたお願いがあります。
それは、浴衣でお出かけをお願いしています。
浴衣の似合う温泉地を目指しています。浴衣姿で、下駄を鳴らしてカランコロン・・・福地温泉の中をお客様に浴衣を着て歩いていただきたいのです。ご協力をお願い申し上げます。
もらい湯のご利用にあたって
●もらい湯は、お宿の浴衣を着用になり、徒歩でご利用いただくことがルールとなっています。
(急な坂道の多い温泉地ですが、お車を利用されると利用される宿に迷惑を掛けることになりますのでご遠慮いただいております。不都合な方は、なるべく近くのお宿をご利用ください。)
●タオルをご持参ください。
●飲食物の持ち込みはご遠慮ください。
●1泊補助手形一葉一湯となっています。(お1人様1宿限り)
●もらい湯手形を忘れた方は、ご面倒でも再来をお願いします。
(必ず、手形をお持ちください。重ねてお願い申し上げます。)
●マナーを守って楽しくご入浴ください。
もらい湯 ご利用時間
15:00チェックイン 16:00チェックアウト
18:00チェックイン 21:00チェックアウト
何れの場合も、チェックアウト時間の15分前までにはご入館ください。
どうか、限られたお時間ですが、日常からはなれてごゆっくりご滞在下さい。
奥飛騨温泉郷 福地温泉 山里のいおり草円