「2009年06月」の記事一覧
長野の古民家 ー塩尻
本棟造りの木造建築
日本各地に、伝統的な木造建築があります。
ここに紹介したものは、長野県塩尻市にあるちく150年ほどの古民家です。
信州は、松本市周辺にある切り妻妻入りの古民家を
「本棟造り」というそうです。
古民家は、同じ木造建築であっても、その地域の気候や風土に合わせて長い歴史の中で築き上げられたものです。そのため、地域ごとに大きく相違を見せ、気候などでも大きく左右されます。
この古民家は、150年ほど前に建てられたもので、この地域の庄屋をしていた家だそうです。外観は、写真以上に迫力があり、中を見ると非常に大切に使われてきた家だということがわかります。しっかりとした構造材により構成され、その空間は、外見上は、平屋ですが、天井組までみえる吹き抜けで、とても広々としていました。広い土間と、格式ある客間。圧巻は、そこからつながる歴史を刻んだ庭でした。
いい家には、いい庭があります。そのバランスが大切なのだと思います。
自噴泉てどんな温泉?
福地温泉には、共有の温泉源が現在3か所あります
そのすべてが自噴する温泉です。
自噴とは、ポンプなどの動力を利用しなくても、湧き出てくる温泉です。
自噴泉でも、自然湧出する温泉と井戸を掘る掘削泉があります。
福地温泉で自噴する泉源は、掘削によるものです。
活火山「焼岳」の火山エネルギーがもたらす大量の温泉は、奥飛騨温泉郷全体を潤しています。
数ある源泉の中でも、自噴する井戸は、極僅かです。
それは、源泉の温度が90度以上ないと自噴しないからです。
そのため、非常に湯量が多く高温ですが、維持管理には、大変な労力とコストがかかります。
上の写真は、福地温泉の1号線です。
この日は、私が源泉掃除の当番でした。
約1時間かけて、井戸の中に付くスケールと呼ばれる湯の花を取り除きます。根気と時間がかかり、機械を使いますので危険も伴います。
黒色の獅子舞のTシャツを着ているのが息子です。
ちなみに、このTシャツは、福地温泉のオリジナルで、無形文化財に指定されている「へんべとり」の獅子舞をプリントしています。
夏祭りや朝市などで販売しています。よろしくお願いします。